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空手試合の初動が勝負を決める

試合開始の流れとファーストコンタクトの要点
① 礼法・構え
・正面・対戦相手への礼 → 精神集中のスイッチを入れる
・構えに入った瞬間から「戦いは始まっている」という意識
② 最初のコンタクト(初動)
・試合開始の「始め」の合図)と同時に、自ら動く姿勢が重要
・多くの選手は様子見から入るが、ここで自分から攻めに出ると主導権を握れる
③ 初撃の重要性
・ジャブ的な前蹴りやローキックで距離感・反応を見る
・一気に中段突きからのラッシュでプレッシャーをかけるのも有効
④ 勢いの作り方(ペース掌握)
・連打→間合い→また攻めのリズムを繰り返すことで、「主導権は自分」と印象づける
・声(気合)や体の重心移動も勢いを演出する武器
・「受けから入らない」ことで、相手に自由な攻めの間を与えない
ワンポイントアドバイス
・最初の5秒で「自分がこの試合の主導権を握る」という気持ちを形にしましょう。
・観客や審判の印象にも影響するため、最初の一撃・一動作には魂を込めることが大切です。
実戦ポイントまとめ
・ファーストコンタクトは「間合いの探り合い」+「心理戦」
・主導権を取るには、一歩先に動く勇気と、冷静な間合いの感覚が重要
・攻防の中で、間合いをコントロールできる選手が勝つ
前蹴りの使い方と効果

■ 前蹴りの役割とは?
前蹴り(まえげり)は、フルコンタクト空手において非常に基本的でありながら、攻防どちらにも使える重要な技です。
■ 前蹴りの主な目的
・相手を下げる
→ 相手が踏み込もうとするタイミングで前蹴りを出すことで、前進を止めて下がらせる。
→ 攻めの流れを断ち切ることができ、主導権を握りやすくなる。
・自分の間合いをつくる
→ 攻撃にも防御にも使える距離感(=間合い)をキープ。
→ 相手との距離が詰まりすぎないように調整できる。
・相手の出方を探る
→ 軽めの前蹴りで牽制しながら、相手の動き・反応・構えの崩れをチェックする。
■ 前蹴りで養える「距離感」
空手において間合い(距離感)はとても大切です。前蹴りを使うことで、
・どこからなら当たるか
・相手はどのタイミングで下がるか
・自分のベストポジションはどこか
が感覚として身につきやすくなります。
・強く蹴るだけでなく、「出すタイミング」「戻す速さ」にも注目
・常に自分と相手の距離を意識すること
・蹴った後、次の動作に素早くつなげる(下段、突きなど)
一本負けから学ぶ空手

● 一本が認定される主な条件:
・技あり2回 → 一本に昇格
・強打による戦意喪失
・明確なダウン・立ち上がれない状態
・技が完全に決まり、審判全員一致で一本と認定
● 一本負けの例:
・強烈な中段突きで倒され、立ち上がれず
・上段回し蹴りが顎にヒットし、戦意喪失
・ボディへの連打でレフェリーストップ
■ 一本負けでも得られる学び
一本負けは悔しい結果ですが、それ以上に**勝敗の先にある「経験」と「成長」**が大切です。
・なぜ一本を取られたのか分析する
・対処法や防御力を見直す
・精神面の課題にも気づける機会
この敗戦の悔しさをバネに頑張りましょうね
上段蹴りにつなぐ空手技

フルコンタクト空手において、上段廻し蹴りは一撃必倒を狙えるフィニッシュ技。これを自然にコンビネーションの中で出すことができれば、相手に読まれず、効果的に決めるチャンスが増えます。
コンビネーションからの上段廻し蹴りのつなげ方
基本の考え方
1. 視線・意識を下に誘導してから上へ
2. リズム変化 or 間合いを調整して蹴れる距離を作る
3. 蹴りにつなげる前の動きで“誘い”や“隙作り”を行う
代表的なつなげ方(例)
①【中段突き → ローキック → 上段廻し蹴り】
・パンチとローで相手の意識を下げる
・上段廻しを急に出すことでガードの隙間を突く
②【フェイント前蹴り → 中段突き → 上段廻し蹴り】
・前蹴りで相手を止め、突きで距離を詰めてから回し蹴りへ
・前蹴りが効けば、その後の蹴りが入りやすくなる
③【ワンツー突き → 軸足ズラして → 上段廻し蹴り】
・ワンツーの後、ステップイン or サイドステップで間合い調整
・軸をずらすことで、相手の反応を外しながら蹴れる
④【下段フェイント → 上段廻し蹴り(ノーモーション)】
・ローを見せておいて、上段を速く出す
・相手が「下だ」と思ってガードを下げた瞬間を狙う
上段廻し蹴りを活かすコツ
・力任せでなく、タイミング・スピード・バランスで勝負
・ガードを「開かせてから蹴る」意識
・蹴る前に「見せ技」「リズム」「フェイント」を入れると成功率UP
全日本へ挑む高校女子!

【出場決定のお知らせ】
このたび開催された第5回茨城県空手道選手権大会
「全日本グランプリ選抜大会 、2026 CHAMPION CAP、ダブル選抜大会において、
当道場の高校生女子選手が見事出場権を獲得しました!
厳しいトーナメントを勝ち抜き、確かな実力と気持ちでチャンスを掴み取りました。
11月に行われる全日本グランプリ、2026年2月に行われる2026 CHAMPION CAP 本大会に向けて、さらなる成長を目指してまいります。
ご声援のほど、よろしくお願いいたします!
押忍!
茨城県大会で大健闘!

「第5回茨城県空手道選手権大会」主催者の皆様をはじめ、審判員の先生方、引率の先生方、スタッフの皆様、ご引率いただいた保護者の皆様、そして関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
おかげさまで選手たちは、日頃の稽古の成果を発揮し、試合を通じて多くの学びと成長を得ることができました。大会が円滑に運営され、選手たちが全力を尽くせたのは、皆様のご尽力と温かいご支援の賜物にほかなりません。
この場をお借りして、改めて深く感謝申し上げます。
今後とも、空手道を通じた青少年の健全な育成と、武道のさらなる発展に向けて、変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
実戦空手 練心塾/代表 戸沢賢治
・大会結果
・初級小学4年男子2ndステージ
・準優勝 森戸 楽
・初級小学4年男子1stステージ
・3位 生田琉翔
・初級中学1年男子2ndステージ
・3位 毛塚生
・初心小学5年男子 優勝 尾島崇嗣
・中級小学5年男子 優勝 安田晴彰
・中級小学5年男子 準優勝 高木逞司
・中級小学6年男子 3位 片柳愛翔
・中級小学6年女子 優勝 沼部 葵
・上級選抜高校女子 優勝 臼井肇埜